家畜の伝染病防止対策について

 7月に入り気温の高い日が続いていますが、気温の上昇に伴いサルモネラ症の発生のリスクも増加します。
 サルモネラ症には感染力の強い届出伝染病(O−4 O−9)と感染力が比較的弱い届出伝染病以外に分けられますが、両者とも食中毒菌に変わりありません。

 近年、届出伝染病以外のサルモネラ症の発生が増えてきています。
 最近の傾向として治療により一度収束するもののその後、再発するところが見られます。
 サルモネラ菌は猛暑により牛の体力が低下した時に発症し易くなることから、畜舎の暑熱対策を見直し発生防止に努めてください。
 野生鳥獣の侵入防止に窓への防鳥ネットを設置してください。
 また、農場出入口への消石灰散布、畜舎出入口の踏込み消毒槽の設置で外部からの病原菌の侵入対策を実施してください。
 生乳生産課(各支所生産課)では畜舎消毒及び石灰乳塗布も行っていますので、まだ申込んでいない方は伝染病防止対策に活用頂きたいと思います。

職員M.M
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放牧地で見た雑草の嗜好性

 6月中旬、放牧地の草地更新の相談があり、圃場確認のため放牧地を歩いた時の話です。
 その放牧地には、チモシーと若干のオーチャードグラス、シバムギ、リードカナリーグラス、ギシギシが生えていました。その放牧地の草をよく見てみると、しっかり食べられている草、少しだけ食べられている草、ほとんど食べられていない草と特徴があらわれていて非常に興味をそそられました。
 まず、一番しっかり食べられていたのは、やはりチモシーで10�僂舛腓辰隼弔靴討曚箸鵑匹粒瑤�完食されていました。
 次に、チモシーに次いで食べられていたのは、オーチャードグラスで、大部分は株ごとしっかり食べられていました。
 ここからは雑草です。6月中旬ということもあるのかもしれませんが、リードカナリーグラスは、20〜30�儖焚爾猟磴ち悗陵佞箏圓六弔辰討い泙靴燭�、上部の若くてやわらかそうな葉の部分は、しっかり食べられていました。
 それに比べて、シバムギは、まとまったシバムギの群落が手つかずで残っていてほとんど食べられていませんでした(写真参照)。時折、群生しているシバムギの中に、食べられている草があり、よく見るとチモシーやオーチャードグラスで、牛も目ざとく美味しい草を見つけているようです。
 ギシギシも大きな個体は、まったく食べられていませんでした。しかし、(この放牧地は縦長で途中に丘もある牧区となっていたのですが、)放牧地の入り口付近にあった小さな株のギシギシは、ちょっとずつではありますが食べられており、ギシギシも少しは食べるということを知りました。
 草地更新と適切な維持管理、追播等により、基幹草種と言われる牧草をしっかり定着維持させることが一番大切かと思われますが、いきなり全ての草地で思い通りに更新できるわけではありません。当地では雑草と言われるリードカナリーグラスも、次善の策として早刈や早めの放牧等で活用する方法があると言われますが、まさにそれを実感した一日でした。(営農センター T.S)DSCF2701-2.jpg
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〜各種プロジェクトがスタートします〜

 6月も半ばに入り、車窓から見る牧草地の草も、風になびくようになり、まもなく酪農家にとっては一年で最も忙しくなる時期が近づいております。
 
 一番草収穫時期に入ると、同時に営農センターでは農家やコントラ連絡協議会の協力を得ながら“サイレージ品質向上プロジェクト”と“植生改善プロジェクト”を本格的にスタートさせる予定です。
 どちらも継続的に取り組んでいるもので、前者の方はコントラ会社の理解や協力もあり、調製作業の面は格段に改善され、サイレージの発酵品質を示すアンモニア態窒素の値で極端に高いものは少なくなってきており、一定の成果として感じているところです。
 今年度も対象農家を絞った中で、一番草収穫作業に合わせプロジェクトを進めていく考えにありますが、近年、草地更新の3割はアルファルファ混播草地であり“調製の難しい草”という事を多く耳にすることもあり、何戸か抽出し巡回する予定にあります。
 
 また、植生改善プロジェクトの方は3年目に入り、今までの2年間は草地更新については計画面積の8割の達成となっているものの、もう1つの柱である草地活性化事業(更新した草地を良い状態で長持ちさせる為の取り組み)の方は目標を大幅に下回っており、対策を講じる必要があると思っております。
 特に草地は経過年数に伴い土壌が硬くなりはじめ、排水性や透水性が悪くなり、同時に収量も減少する傾向にあることから、更新後4〜5年の草地を対象に心土破砕を推進することで考えております。時期は2番草刈取り後の秋作業として、多くの農家の方に取り組んでもらいたく、対象圃場を持っている農家に対しダイレクトメールを送り、啓蒙する予定です。
 普及センターのデータによると、更新後4〜5年目の草地にサブソイラーによる心土破砕を行ったところ、2割程度収量が増えたとの報告もあり、また費用対効果について、ha当り15,000円程度のプラスになるとの試算もあり、効果は大きいことから、是非チャレンジして頂きたいと考えております。
 
 ちょっと前に新しい年を迎えましたが、気がつくとすでに一年の半分が過ぎており、月日の流れを早く感じるようになりました。
 残された期間もあっという間に12月を迎えるように思いますが、今年の目標達成に向け、皆の協力のもと頑張っていきたいと思います。

【営農センター T・K】
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