メドウフォックステールが増えています

 採草地で5月中旬に出穂している穂が黒いイネ科草を見たことはありませんか? それは、もしかしたら「チモシー」ではなく「メドウフォックステール」かも知れません。

 「メドウフォックステール」は出穂・開花が非常に早く、出穂した状態で草地一面が黒く見えることから「黒穂」とも呼ばれるイネ科草です。
 見た目は「チモシー」に似ていますが、葉の割合が少なく栄養価や消化率が低く嗜好性も悪くなっており、飼料としての利用価値は低くなっています。この草は種子によって増殖し繁茂は旺盛で、別海町内でも広域的な拡がりを見せてきております。
 
 防除するには出穂してから出来るだけ早く刈り取りを行うことにより種子の発芽による拡散を防止出来るため「メドウフォックステール」が繁茂している草地から刈り取るようにして下さい。その後、除草剤等を使用した枯殺が有効とされています。
 
 この草を見かけたら各支所の植生改善担当者までご相談下さい。
(T・S)
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食の安全・安心マイスター 別海サテライト 地域交流会

 別海町、JA
営農センターが窓口となっております、「食の安全・安心マイスター別海サテライト」では、「将来を担う子供たちをしっかりと育てていくためにも、各家庭の台所に浸透するような、ミルクを使った料理や郷土料理を引き継ぐ取り組みをしよう」ということで、継続的に交流会を開催し、調理体験・試食・情報提供・意見交換・試食料理のレシピ化を行うこととしています。

 第4回地域交流会を5月21日(月)、営農センターにて行いました。今回は【ミルクを使ったお寿司作り】という事で別海サテライト会員や新聞などの記事で知った参加者が集まり、調理・試食を行いました。各自巻きすを持参し花柄のり巻きなどを作り、食べてしゃべって楽しい交流会となりました。
 
 次回の交流会は10月下旬を予定しております。どなたでも参加できますので、希望される方は、営農センターまでご連絡をお願い致します。

 試食会で調理したレシピを営農センターブログで順次公開していきますのでご覧になり、ぜひともお試しください!

【営農センター TEL0153−79−5525】


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飼料設計技術向上セミナーに参加してきました!!

5月、天候が心配される中、雪解けも進み圃場一面が顔を出し、いよいよ本格的な機械での農作業が始まり、組合員皆様方におかれましてはお忙しい毎日をお過ごしのことと存じます。

 さて、先月末に帯広市にて飼料設計技術向上セミナーが開催され、予想を上回る参加者(56名の参加)だったため、私は聴講者として参加してきました。

 本研修会は十勝農協連、釧路農協連、根室生産連が共同で開催し、栄養科学に関する最新の情報を共有することを目的に酪農現場で飼料設計を担当するJA、ホクレン、普及センター職員等を対象に企画された研修会であります。

 講師にはカナダのアルバータ大学の准教授が乳牛の1群管理する場合のTMR飼料設計や分離給与する場合の設計ポイント、粗飼料の品質やクロースアップのエネルギー給与、離乳移行期の子牛の栄養管理をそれぞれ説明されておりました。

 その中でTMR飼料設計では牛群全体栄養バランスを考えながらルーメン発酵の安定や給与作業の省力化等を考慮し設計することが大事だと言っており、どの牛を対象に設計するかがポイントだと話しておりました。
 また、粗飼料低品質だった場合の対策として、リスクマネージメントの問題を考えなければいけなく、低品質だった時、或いは低品質の可能性がある時の対応が肝心であり、他の品種との組合せや泌乳期によって考慮することが必要とありました。

 本研修会は2日間に亘り開催され、ディスカッション形式で飼料設計の問題点や実際に担当者が実践していることを互いに意見・議論をし合い、非常にレベルの高い研修会となり、自分も含め各担当職員はスキルアップを図れたことと思います。

 いずれにしても得た情報をフィードバックしていき道東3地区の酪農が益々発展していくことを望みます。

 最後に本研修会に参加させて頂き大変有難うございました!!

職員 H.N
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