まもなく始動 〜H24JA植生改善事業〜

 皆様いかがお過ごしでしょうか?!
 ようやく日中の気温も上がり、少しずつ春めいてきたと思います。

 さて、春と言いますと、いよいよJA草地植生改善事業の2年目がスタートします。今年も組合員のため、地域のため、草地更新や活性化などのお手伝いをさせて頂ければと思っているところです。

 また、昨年更新した草地も気になっています。
 
 「ペレニアルライグラスの越冬状況はどうだろうか・・・。」
 「チモシーなどの基幹草種は元気に顔を出してくれるだろうか・・・。」

 このようなことを最近考えていますが、早く雪解けが進んで、現地に確認に行ければと思います。

 余談ですが、昨年春に数百haの草地植生を調査しました。偶然にサイレージを調製する際、調査結果の良否に応じてバンカー毎に草地を分けてくれた方がいました。

 結果、刈取時期が数日異なりますが、植生が「良」のサイレージと「悪」のサイレージを比較するとTDN、CP、NFCなどの成分に正の相関が見られました。植生調査が間違っていなかったことにホッとしています。

 皆さん、草地植生調査は絶対オススメですよ!
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エアベーター

 今年は、年の初めから雪が降り寒い日が続いています。−20℃を下回る日も多く、長引かなければいいのですが・・・さて今年2年目を迎える草地植生改善事業ですが、まだ雪で草地が真っ白なのにちょっと早い気もしますが、エアベーターについて説明します。

 平成23年5月にファームテック社より電動グラスシーダー付エアベーターを導入、用途は穿孔更新(簡易更新の中の一つで、地表に穴をあけて播種する方法)・追播・エアレーションです。
 ◎穿孔深度 15cm程度、作業幅3m、適応馬力70馬力以上
 ◎作業時間 設定にもよりますが、1時間程度/ha
エアレーションは地表表面に手裏剣のような刃を回転させ、ルートマットを切断・穴を開け根域の通気性、排水性の向上、(水分・スラリー・肥料が浸透しやすくなり施肥効果が高まる)地表の硬くしまった土塊を破壊するなど、土壌の活性化・根域の環境改善が行われます。エアレーションはギャング角度・設定値0〜4まであり、早春施肥前は、設定値0、施工は1回程度で行い(採草前の施工は土壌の跳ね上げに注意)秋の収穫作業終了後は、設定値1・2から始め、状態を見て調整します(設定値を上げると土壌の跳ね上げが多くなり、穴も大きくなる)。また、2回目以降の作業は、降雨後に行うとより硬度改善の効果が出やすいです。
 牽引タイプで、機械に動力は必要なく70馬力以上のトラクターで作業が行えます。春には、もう少し時間がありますが、融雪後にはぜひ、草地の物理性改善に取り組んでみてください。(※植生の調査も忘れずに!)


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サイレージ現地巡回について

 「サイレージ品質向上プロジェクト」は今年で3年目の取組みとなります。23年度も、開封サイレージの巡回調査を昨年11月中旬から1月上旬までサイレージサンプルの採取と聞取りなどを行って参りました。各組合員とも昨年よりは全体的にサイレージの品質が良いという答えが多く聞かれましたが、中には、踏圧不足や二次発酵により変敗してカビの発生している所も見られましたので、給与の際には変敗している部分を取り除くなどしながら乳量増産につなげて頂きたいと思います。
 また、今年度もコントラ向け報告会を3月9日に、報告会終了後に巡回した各組合員さんへの報告シートの送付を予定しております。昨年巡回して、気が付いた点や改善項目についてお知らせ致しますので役立てるようお願い致します。

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