牛トレーサビリティ法について『牛の個体識別のための情報の管理及び伝達に関する特別措置法』

 平成15年度より、農林水産省では、BSEのまん延防止措置の的確な実施を図るため、牛を個体識別番号により一元管理するとともに、生産から流通・消費の各段階において個体識別番号を正確に伝達することにより、消費者に対して個体識別情報の提供を促進することを法律で定めております。
 
 牛トレーサビリテイ制度の概要として、管理者(組合員)が牛の耳標(10桁の個体識別番号)を装着すると同時に牛の生産履歴のデータベース化(出生・異動・と畜・死亡)の届出を家畜改良センターへ報告しなければなりません。
 その牛がとさつされ牛肉となってからは、枝肉、部分肉、精肉と加工され流通していく過程で、その取引に関わる販売業者などにより、個体識別番号が表示され、仕入れ・販売の相手などが帳簿に記録・保存されます。
 これにより、国産牛肉について、牛の出生から消費者へ供給されるまでの間の生産流通履歴情報の把握(トレーサビリテイ)が可能となります。(購入した牛肉に表示されている個体識別により、インターネットを通じて牛の生産履歴を調べることができます。)
 こうして、牛の生産流通履歴情報(牛トレーサビリテイ)を消費者が把握できることにより、牛肉への付加価値の添加と購買への信頼度とブランド力につながっているのです。
 
 このことから、出生後速やかに耳標の装着を行って頂きますよう引き続きお願い致します。




別海支所 生産部 A.I
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フロストシーディングについて

 日増しに寒さが身にしみる頃となり、作業など大変だと思います。
 私からは、フロストシーディングの情報について報告致します。
 フロストシーディングとは、牧草種子の発芽適温よりも気温が下がり(日中平均気温5℃以下)11月中旬〜下旬頃に播種することをフロストシーディングといいます。この場合、年内に発芽することなく種子のまま越冬し、翌春の融雪直後に地温が上がると、雑草よりも早く発芽を開始します。そのため、雑草が少なく良好な草地になることが期待できます。また、フロストシーディングでは、イネ科牧草単播が基本であり、マメ科牧草は低温でも発芽しやすく、11月に播種しても年内に発芽し、越冬できず枯死してしまいます。マメ科牧草を播種したい場合は、翌年の肥料散布時に肥料と一緒に散布するか、播種機での追播をすることが必要です。

[注意点]
 播種量については、フロストシーディングの場合、慣行播種に比べて発芽後の個体数がやや劣る傾向にあります。十分な個体数を確保するためには、播種量は3割程度増量する必要があります。
 播種する圃場にも条件があり、傾斜地は融雪後種子が流されやすいことや、風当りの強い圃場は種子が飛ばされる可能性があります。

 春播き・夏播きの場合、気象条件等により播種時期がズレて既存牧草に負けて枯死してしまうことや繁忙期での作業となりますので、作業の分散・種子の無駄を省くためにも、フロストシーディングの検討をされてみてはいかがでしょうか。


営農センター Y・A
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〜次年度の農業経営方針について〜

 平成26年度も残すところ2カ月を切っており、組合員の皆さまにおいては、次年度の営農計画策定に奔走している事と思います。

 平成26年度は、プール乳価で消費税を含め5円49銭値上がりしましたが、10月末現在でのクミカンにおける生産資材費は、前年比110.7%、水道高熱費105.2%と大きく上昇をしており、プール乳価値上がり分が費用で吸収されている状況にあります。

 このような酪農情勢の中、どの会社でも経営計画を樹立するように、酪農においても営農計画書樹立は、経営内容再点検を行うと共に、短期・中期・長期的な経営方針(経営戦略)を進めていく上で非常に重要な作業となりますので、家族と十分協議した上で樹立頂きたいと考えます。

 利益を生むには、一般的に言われている周産期疾病・乳房炎・繁殖・蹄病等を無くすことはもちろんですが、「使用できる」もしくは、「使用できた」生産資材等が整理整頓されず、農場内に無造作に置かれている状況を見る事があります。これらは、対価を支払って購入している物ですので、1円の利益を生むためには「もったいない」という考え方を常にもつ事が経費削減の第一歩です。
 また、自家有機物の有効活用や粗飼料価値を高めることにより、コストの低減が図れますので、次年度を含め中長期的な視野で経営運営を進めて営農計画を樹立頂ければと考えます。


根室支所職員 Y.S
 
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