東北地方に行ってきました

 8月下旬に東北地方に行く機会があり、福島県との県境にある宮城県丸森町の酪農家の牧場へ伺わせて頂きました。

 丸森町は自然豊かな農業の町で、自分が伺った地域では畑作が多く酪農家戸数は少なく搾乳頭数は平均で30〜40頭規模でした。

 あの東日本大震災の時には1ヶ月以上も電気が来なく、近隣の牧場と協力し発電機を利用して搾乳を行ったそうです。しかし、牛乳は2ヶ月以上出荷できず、燃料やエサも少ない中で遣り繰りしながら凌いだそうです。

 丸森町は福島原発より50〜60km離れた地点にあるのですが、今年の1番草から放射性セシウムが検出されたため、1番草の給与中止と放牧の制限が行われていました。代替え飼料として北海道からの支援牧草のほか輸入乾草、昨年度の稲わらを購入して給餌していました。

 自分が伺った酪農家も酪農学園大学を通じて北海道内からの支援牧草が送られてきており、大変助かっていると話しをしておりました。しかし、この地域の牧草はイタリアンライグラスが中心で3番草まで刈り取りを行い乾草ラップにしておりました。ラップの直径は100cmで重量も250kg〜300kgでした。実際に放射能に汚染された牧草を見せて頂きましたが、雑草の混入もなく甘い匂いのする大変品質の良い牧草でした。
 北海道内からの支援牧草は直径150cm〜160cm。水分の多いサイレージで重量が500kg〜600kgのため、この地域の酪農家が所有するトラクターでは運搬が難しく(トラクターの馬力数が小さい。ハンドクリッパーが合わない等)保管場所でロールを解し、軽トラックに積んで運び、牛舎手前で一輪車に積み換えて給餌しており大変な重労働になってました。
 2番草からは放射能が不検出だったため給与できるそうなので、一日も早い生乳生産の回復を願っております。
〔職員T〕桂島港(H23.8.21).JPG塩竈港(H23.8.20).JPG
ブログ | - | -

ページTOPへ

Other