新年度がスタート

 
 平成26年度がスタートし、JA草地植生改善事業も4年目を迎えることになります。
 
 昨年は、研修会等で当JAが進めている植生改善の取り組みについて、発表する機会や視察対応の多かった1年でもありました。

 現在、道内で進められている植生改善の活動は67市町村に拡がってきており、北海道自給飼料改善協議会がまとめた植生状況の実態調査では「草地の牧草割合は約半分」といった状況にあるとのことで、シバムギやリードカナリーグラスなどの地下茎イネ科雑草が全道各地で拡大している旨の報告がなされております。
 去年実施したJA管内4,000haの植生調査結果を見ても半分近くは雑草であり、全道と同じ結果ということで植生の悪化が進んでいることを再認識することになりました。

 植生改善は徐々にではありますが、生産者の間には浸透してきているようで、除草面積も25年度は1,500haを超え事業初年度から見ると2.5倍に増えました。
 又、草地の維持管理を目的とした「植生改善助成事業」では、事業費の3分の2を助成したこともあって、参加者は7割を超えるなど一定の手応えを感じているところで、今年度についても実施に向け提案できたらと考えております。
 今年度も自給飼料の改善に向けた取り組みとし、4月にはサイレージ検討会、5月から6月にかけて、圃場検討会や植生調査等を各支所毎での開催を計画しております。

 自分の農場以外のサイレージや草地の植生状況を見る機会は少なく、実践者の取り組みについて学べる数少ない機会でもあり、多くの生産者の参加を期待しております。

                                    営農センター  TK
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